【書評】『ヘンテコノミクス』を読んで、楽しく行動経済学を学ぶ – good life note

【書評】『ヘンテコノミクス』を読んで、楽しく行動経済学を学ぶ

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今回紹介するのは『ヘンテコノミクス』という本。

立ち読みをし、想像以上に面白かったため購入してしまった本です。

マンガを介して行動経済学を学ぶことができるので、本が苦手な方にもおすすめです!

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行動経済学とは

行動経済学と聞いても、どういう経済学なのかを上手く説明できる人は少ないのではないでしょうか。

そもそも、経済学というのは、「人間は必ず合理的な経済行動をするもの」という前提で構築されていました。

しかしながら、私たちは、非合理なふるまいを多々行っています。

行動経済学とは、従来の経済学では説明できない、人間の行動に着目した新しい経済学なのです。

行動経済学の例

例えば、飲み物を買いたいと思っていたときに、1本の飲み物が500円の自販機を見つけたとします。

その飲み物を買いたいと思いますか?たぶん、ほとんどの方は別の場所で購入しようと思うでしょう。

しかし、富士山の山頂だったら?

体力もなく、持っていた飲み物も飲み干していた場合なら、むしろ500円なんて安いと感じるのではないでしょうか。

このように、枠組みが変わると価値が変わってしまうことをフレーミング効果といいます。

人間の心理とは不思議なものです。

『ヘンテコノミクス』とは?

雑誌『BRUTUS』で、2016年から2017年にかけて連頼されていたマンガをまとめた『ヘンテコノミクス』。

著者は、『ピタゴラスイッチ』などの制作者である佐藤雅彦さんと、多摩美術大学の講師の菅俊一さん。マンガを描いたのは、アートディレクター・クリエイティブディレクターである高橋秀明さんです。

Amazonでは、以下のように紹介されています。

いま最も注目されている学問「行動経済学」の理論がサザエさん並みに楽しく学べる唯一無二の一冊です!

引用:amazon

たしかに、サザエさんのように愉快なマンガが多いので、楽しく学ぶことができます。

そもそも、この本が作られたのは、著者の佐藤さんと菅さんが、行動経済学をテーマに何かをしたいと考えていたときに、佐藤さんが、「行動経済学がバックグランドになった脚本を書き、サザエさんの制作チームに、これを使ってくださいとプレゼンをしてみるのってどうだろう」と思い付いたことがきっかけでした。

ただ、さすがにそれは無理だろうと二人は気づき、自分たちでやってみようと思ったそう。

あとがきには、その時の二人のやり取りが書かれていて微笑ましいです。

また、今回マンガを描いている高橋さんも、今までマンガを描いたことがなく今作が初めて。

マンガ制作経験ゼロの3人が作った本なのに、クオリティが高すぎます。

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『ヘンテコノミクス』の魅力

この本の魅力をいくつか紹介します。

1.マンガなので読みやすい!

この本には23話のマンガが収録されています。

それぞれの話は、1話完結になっており、それぞれテーマは異なります。

例えば、第1話は「アンダーマイニング効果」、第2話は「感応度逓減性」といった具合です。

23種類の行動経済学のテーマを、マンガを介して学ぶことができます。

Amazonの商品ページでは、第1話が読むことができるので、ぜひ見てみてください。

2.懐かしいタッチのマンガ

表紙やマンガを見ていただいたらわかると思うのですが、懐かしいタッチの絵です。

温かみのある絵で、読み進めるのが楽しかったです。

今時の絵ではないので、年齢層が高い方からのウケも良いのではないでしょうか。

2018年2月17日現在、Amazon・ビジネスコミックのランキング1位です。

カバーを外すと、名前が出てきます。ユニークで面白い。

3.わかりやすい解説がついている

マンガの最後には、簡単な解説が書かれています。

マンガだけを読み、内容がイマイチ理解できない場合でも、その解説があれば理解の手助けになります。

4.本編以外も楽しめる

マンガとマンガの間には、テーマを深める読み物・経済学をネタにしたコマ漫画のページも。

また、マンガにはなっていないテーマについても、巻末にまとめてあります。

行動経済学に興味のない人でも読んでほしい

このマンガに書かれていることは、本当に私たちの生活に密接に関係している内容です。

「あぁ、確かにこういうことあるなぁ」と思うようなテーマも多く、とても身近に感じられます。

私は著者の佐藤さんの『経済ってそういうことだったのか会議』という本も読んだことがあるのですが、元々経済に詳しくなかった方の本だからこそ、経済学に詳しくない人でも興味を持てる内容なんですよね。

大人だけでなく、子供でも理解することができる内容なので、親子で読むのも良いかもしれません。

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