【書評】今日マチ子の『百人一首ノート』で優しく切ない百人一首に触れる – good life note

【書評】今日マチ子の『百人一首ノート』で優しく切ない百人一首に触れる

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今回紹介するのは『百人一首ノート』という本。

私は今まで、百人一首に対して「難しい」というイメージしか持っていませんでしたが、そのイメージを払拭してくれたのがこの本なんです。

『百人一首ノート』とは?

本書は、『ダ・ヴィンチ(本の情報誌)』の連載を書籍化したもの。

昔から本が好きで、よく『ダ・ヴィンチ』を読んでいますが、毎回楽しみにしていたページが今日マチ子さんの百人一首の連載ページでした。(2011年2月号~2016年5月に掲載)

元々、今日マチ子さんの絵のファンで、かつ興味を持っていた百人一首がテーマだったので、本が出版されたら絶対に購入したいと思っていました。

身近にあふれる「百人一首」

恥ずかしながら、私自身は今まで百人一首にあまり馴染みがありませんでした。

学校の国語の時間では便覧で軽く説明してもらう程度だったように記憶しています。

百人一首で遊んだこともなく、特に困ることはありませんでしたが、以前観た映画『婚前特急(2011年)』で登場人物2人が楽しそうに百人一首の歌を詠む印象的なシーンがありました。

それを観たことで、百人一首を全く知らないことに謎の危機感を感じました。笑

最近では、NHKの朝の連続ドラマ『とと姉ちゃん(2016年)』で主人公のかか(母)が『娘たちの名前は百人一首からとって名付けた』と語ったエピソードもありました。

その他にも漫画『ちはやふる』が流行して映画化(2016年)もしましたし、今年春公開の映画『名探偵コナン から紅の恋歌(2017年)』も百人一首がテーマで、最近は多くクローズアップされている印象です。

そのため、百人一首に興味を持っている人は多いのではないでしょうか

今日マチ子さんとは

漫画家・イラストレーターとして活躍されている今日マチ子さん。

2014年には「手塚治虫文化賞新生賞」、2015年には『いちご戦争』で「日本漫画家協会賞大賞」を受賞したほか、沢山の受賞歴があります。

そして現在も、沢山の連載も抱えている漫画家です。

特に私が好きなのが、雑誌「SPRiNG」の連載

このコーナーをきっかけにして観た映画はいくつもあります。

Web上で見ることのできる漫画もたくさんあります。

このように、繊細なのに一度見たら忘れないような、独特なイラストが素敵です。

また、本ブログの記事「本の表紙を彩る!挿画を担当したイラストレーターの素敵な作品」でも、今日マチ子さんの書いた挿画の紹介をしています。

「百人一首ノート」の魅力

『百人一首ノート』はパステルカラーの淡い色合いの、切なさと優しさが入り交ざったようなイラストの横に百人一首の歌が小さく添えられています。

歌と元歌歌意(歌の意味)以外に文字は書かれていないサイレント作品で、抽象的な絵も多いため、自分でイメージを膨らますことができます。

そのため、百人一首に苦手意識を持っている方でも、気軽に読むことができますよ。

これかこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 蝉丸(10番)

引用元:言葉を使わずにリズムを刻む。漫画家・今日マチ子さんは、なぜ百人一首を1ページ漫画にしたのか ―The Huffington Post

最後に

百人一首をがっつり勉強したいような人には少し物足りないかもしれませんが、気軽に楽しみたい方におすすめしたい一冊です。

今日マチ子さんの独特な感性に触れてみませんか。

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