「世にも奇妙な物語」が好きな人は絶対ハマる!ブラックユーモアあふれる短編小説10選 – good life note

「世にも奇妙な物語」が好きな人は絶対ハマる!ブラックユーモアあふれる短編小説10選

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今回紹介するのは、ブラックユーモアのある短編小説です。

私は割と幅広いジャンルの本を読んでいるつもりですが、その中でもブラックユーモア溢れる話が大好きです。

ただ、「変わったやつ」と思われそうなので、積極的におすすめはしていません。笑

口コミを見ても、このジャンルの本は好き嫌い別れるようなのです。

しかし!ハマる人には確実にハマる作品ばかりなので、ぜひ読んでみていただきたいです。

ブラックユーモアあふれる短編小説10選

それでは早速紹介していきます!

1.『笑うな』/筒井康隆

筒井康隆さんと言えば、様々な作風の本を出されていますが、ショートショートも有名です。

そして、数あるショートショート作品の中でも、まず読んでいただきたいのが本書です。

表題作の『笑うな』は、タイムマシンを発明して、直前に起こったことを見に行くという話。

この話は面白すぎてニヤニヤしながら読んでしまいました。

人が爆笑してるところを想像するだけで、笑ってしまうのはなぜなのでしょうか。

ブラックジョークと一口に言っても、バラエティ豊かな話が収録されているので、途中で飽きることなく楽しめるはずです。

こんなに短い話なのに、筒井さんの魅力がぎっしり詰まっているのですごいなと思います。

2.『最後の喫煙者』/筒井康隆

こちらも筒井康隆さんの短編集。9篇が収録されています。

「自選ドタバタ傑作集」と題しているだけあって、ドタバタ加減が半端ないです。

ドタバタとは手足がケイレンし、血液が逆流し、脳が耳からこぼれるほど笑ってしまう芸術表現のことである。健康ファシズムが暴走し、喫煙者が国家的弾圧を受けるようになっても、おれは喫い続ける。地上最後のスモーカーとなった小説家の闘い「最後の喫煙者」。究極のエロ・グロ・ナンセンスが炸裂するスプラッター・コメディ「問題外科」。ツツイ中毒必至の自選爆笑傑作集第一弾。

引用:amazon

『笑うな』を読んで面白いと感じた方は、『最後の喫煙者』もハマるはずなので、ぜひ読んでみてください。

『問題外科』のような下品な内容もあり、『笑うな』よりも確実に過激な内容です。

3.『怪笑小説』/東野圭吾

まず初めにお伝えしておきたいことがあります。

実は私、東野圭吾さんの作品は、この『怪笑小説』を始めとする『笑』シリーズしか読んだことがありません。

映像化した作品の中には、『白夜行』『流星の絆』『変身』などの好きな作品があるのですが、小説はなんとなく読んでいないんですよね…。

それでもこのシリーズを読んだのは、「ブラックユーモア 短編小説」で検索をして、出てくる回数が多かったから。

本当に「ブラックなのかな…」と少し不審に思いつつも、実際に読んでみると完全にハマってしまい、同じシリーズの『毒笑小説』『黒笑小説』『歪笑小説』も一気に読みました。

怪笑小説には『おっかけバアさん』『一徹おやじ』『無人島大相撲中継』など、タイトルを見ただけでも「絶対おもしろいやん!これ本当に東野圭吾の作品?」と思うような作品が収録されています。

上質なブラックな笑いを体感したい人
におすすめです。

ちなみに、『笑』シリーズのうちの数作品はネットドラマ化し、DVDも出ています。

4.『短劇』/坂木司

『和菓子のアン』や『ワーキング・ホリデー』などで有名な、坂木司さんの『短劇』。

本書には、26篇のショートショートが収録されています。

懸賞で当たった映画の試写会で私が目にしたのは、自分の行動が盗撮された映像だった。その後、悪夢のような出来事が私を襲う…(「試写会」)。とある村に代々伝わる極秘の祭り。村の十七歳の男女全員が集められて行われる、世にも恐ろしく残酷な儀式とは?(「秘祭」)。ブラックな笑いと鮮やかなオチ。新鮮やオドロキに満ちた、坂木司版「世にも奇妙な物語」。

引用:amazon

『和菓子のアン』の少しほっこりするような内容とは打って変わり、内容はかなりブラックで、坂木さんの他の作品を読まれた方は驚かれるのではないでしょうか。

それでも、筒井康隆さんの『笑うな』や『最後の喫煙者』よりは、やわらかい雰囲気なので安心してください。

「世にも奇妙な物語」で観たい作品ばかりです!

5.『白いメリーさん』/中島らも

9篇の短編で構成されている、『白いメリーさん』。

怖いような、面白いような、悲しいような話がそろっています。

まっ白な帽子に白いスーツ、白いストッキングに白いハイヒール。髪もまっ白という「白いメリーさん」。誰を殺してもいいという年に一度の「日の出通り商店街 いきいきデー」――など、怖すぎて、おもしろすぎる9編を集めた珠玉の短編集。ナニワの奇才・中島らものユニークな世界に思わず引き込まれる一冊!

引用:amazon

個人的に私が好きなのは、商店街の人々が殺し合いをする『日の出通り商店街 いきいきデー』と、主人公の姉のカラダや顔中にウロコができる『クロウリング・キング・スネイク』。

このように、設定自体が個性的な作品が多いので、刺激の欲しい方におすすめの一冊です。

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6.『ちょいな人々』/萩原治

本書は、7篇の話が収録された短編集です。

「カジュアル・フライデー」に翻弄される課長の悲喜劇を描く表題作、奇矯な発明で世の中を混乱させるおもちゃ会社の顛末「犬猫語完全翻訳機」と「正直メール」、阪神ファンが結婚の挨拶に行くと、彼女の父は巨人ファンだった…「くたばれ、タイガース」など、ブームに翻弄される人々を描くユーモア短篇集。

引用:amazon

どの話にも、個性的な人が出てきて面白く、やはり荻原さんは人物の描写がとても上手いなと感じました。

私が特に好きなのは、『犬猫語完全翻訳機』という話。

タイトル通り、動物の言葉の翻訳機を使う話ですが、くすっと笑ってしまうような内容でした。

肩の力を抜きたい人におすすめです!

7.『ボッコちゃん』/星新一

ショートショートと言えば、星新一さんの作品を思い浮かべる人が多いと思います。

もし、まだ一作も読まれたことがない方には、ぜひこの『ボッコちゃん』をおすすめしたいです。

スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。

引用:amazon

あとがきに「作品のバラエティが多くなるよう心がけた」と書かれていますが、実際にその通りで、50篇全てを飽きずに読むことができます

そして、何よりオチが想像できないというところも魅力だと思います。

小学生から大人まで楽しく楽しめる短編集です!(断言)

8.『国語入試問題必勝法』/清水義範

ユニークな表紙とタイトルだけでなく、内容も面白い、清水義範さんの『国語入試問題必勝法』。

ピントが外れている文章こそ正解! 問題を読まないでも答はわかる!? 国語が苦手な受験生に家庭教師が伝授する解答術は意表を突く秘技。国語教育と受験技術に対する鋭い諷刺を優しい心で包み、知的な爆笑を引き起こすアイデアにあふれたとてつもない小説集。吉川英治文学新人賞受賞作。(講談社文庫)

引用:amazon

これは国語入試問題に関する実用書ではなく、小説です!

しかしながら、表題作の『国語入試問題必勝法』は、案外国語入試の役に立つかもしれません。

私が一番印象に残っているのは、『靄の中の終章』。

老人性痴呆症が進行する様子を主人公の目線で描いており、面白いと思いつつもぞっとする内容でした。

パロディ作品もあり、「パロディの元ネタを知っていれば2倍楽しめたのにな」と思うと少し残念です。

9.『永遠のジャック&ベティ』/清水義範

次もまたまた清水義範さんの作品、『永遠のジャック&ベティ』です。

英語教科書でおなじみのジャックとベティが五十歳で再会したとき、いかなる会話が交されたか?珍無類の苦い爆笑、知的きわまるバカバカしさで全く新しい小説の楽しみを創りあげた奇才の粒ぞろいの短篇集。ワープロやTVコマーシャル、洋画に時代劇…。身近な世界が突然笑いの舞台に。
引用:amazon

「英語の教科書でおなじみのジャックとベティって誰やねん」と心の中で突っ込みつつも、設定が面白そうなので読んでみた本書。

英語の教科書に載っている会話や訳が不自然なのは周知の事実ですが、それをネタにして話を書くというところが、清水さんらしいなと思います。

「全体的に少し古くさい内容かな?」とは思いますが、それでも『国語入試問題必勝法』と同じく、非常に楽しむことのできる作品なので、おすすめです。

現在は廃版となっているため、読みたい方は中古本を購入してください。

10.『友達・棒になった男』/安部公房

最後に紹介するのは、安部公房さんの『友達・棒になった男』。

本書には、戯曲3篇が収録されており、今まで紹介した本とは少し毛色が異なる作品です。

平凡な男の部屋に闖入して来た9人の家族。善意に満ちた笑顔で隣人愛を唱え続ける彼らの真意とは?どす黒い笑いの中から他者との関係を暴き出す傑作『友達』〈改訂版〉。日常に潜む底知れぬ裂け目を三つの奇妙なエピソードで構成した『棒になった男』。激動の幕末を生きた人物の歴史的評価に新たな光を当てた『榎本武揚』。斬新な感性で“現代”を鋭く照射する、著者の代表的戯曲3編を収録。

今回は、その中から『友達』をブラックユーモア小説としておすすめさせてください。

安部さんは、『友達』のテーマについて、「他人とはなにか、連帯とはなにか」と述べています。

本書では、いきなり9人の家族が男の部屋に入りこんでくるという、非常に理不尽で、じわじわと恐ろしさを感じる作品です。

その設定だけでも恐ろしいのですが、終わり方もなんとも不気味で、「友達」とは何なのかを考え直したくなります。

戯曲だけに、舞台でこの『友達』を上演しているところを想像しながら読みました。

安部公房さんの本の中では、比較的読みやすいため、興味のある方にはぜひおすすめしたいです。

最後に

気になる作品はありましたでしょうか。

ほとんどが短い話のため、まずは書店などで、1作品だけでも読んでみていただければと思います!

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