詩や短歌に興味がない人にも読んで欲しい!おすすめの詩集と歌集3選 – good life note

詩や短歌に興味がない人にも読んで欲しい!おすすめの詩集と歌集3選

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皆さんは詩集や歌集を読んだことはありますか?

私は最近になるまで、その類の本をあまり読む機会がなく、興味もありませんでした。

しかし、数年前によく行く書店で平積みになっていた『えーえんとくちから』を見つけ、帯の内容に惹かれ読んでみると、短歌に対するイメージが180度変わったのです。

その本を読んで以来、他の詩集や歌集も好んで読むようになりました。

今回はおすすめの詩集と歌集を3冊紹介します。

おすすめの詩集・歌集

1.『立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる』/立原道造  画・魚喃キリコ

立原道造さんは、1914年(大正3年)生まれで24歳で急逝した詩人です。

僕はひとりで 夜がひろがる』は、2010年に発表されたオリジナル編集版。

立原道造さんの生前未発表作品を含む56篇の詩に、立原さんのファンである魚喃キリコさんの描き下ろしたイメージ画36点を挿入した、ビジュアル的にも楽しめる作品となっています。

本書は「ゐ」などを含む、昔の言葉遣いで書かれているため、読みづらいと思いきや意外と普通に読めてしまいます。

魚喃キリコさんの絵の効果もあってか、古めかしい印象はあまり受けませんでした。

2人の共通点は、非常に繊細で切ない作品を作るところ。独特の世界観に引き込まれます。

どこか悲しげな詩が多く、若くして亡くなることを分かっていたかのようです。

もっと若い世代に読まれ、再評価されるべき詩人だと思っています。

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2.『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』/笹井宏之

『えーえんとくちから』は、2009年に26歳という若さで亡くなった歌人、笹井宏之さんの作品集です。

私は川上未映子さんの作品が好きで、その川上さんによるコメントが帯に書かれており、本書に興味を持ちました。

こんなにも透明で、永遠かと思えるほどの停滞を軽々と飛び越えてしまうあざやかな言葉に生まれ変わって、それを体験したことがない他人をどうしてこんな気持ちにさせることができるのだろう。

引用:「えーえんとくちから」帯より

正直、意味のわからない短歌もいくつかありますが、やわらかい印象の言葉がすっと頭の中に入ってきて読んでいて心地よいです。

個人的に好きな短歌は以下の3つ。

拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません

引用:「えーえんとくちから」P11

それなりにおいしくできたチャーハンに一礼をして箸をさしこむ

引用:「えーえんとくちから」P35

思い出がしおれてしまいそうなときあなたが貸してくれた霧吹き

引用:「えーえんとくちから」P115

身近なことをテーマにしている作品が多いですが、きっと笹井さんは、私たちが物を見て感じることとは全く異なることを感じ取ることができていたのだと思います。

短歌を作ることに相当のエネルギーを使っていた笹井さんが、命をすり減らしながら作り出した作品は、透明感がありつつも温もりが感じられるものばかりです。

ぜひ手に取っていただきたい作品集です。

3.『寺山修司少女詩集』/寺山修司

『寺山修司少女詩集』は、たくさんの文芸作品を世に出した、寺山修司さんの詩集です。

これまでに紹介した2作品とは異なり、9つのテーマを元に、それぞれたくさんの詩を収録しているスタイルをとっています。

9つのテーマは以下の通りです。

  • ぼくの作ったマザーグース
  • ぼくが男の子だった頃
  • 悪魔の童謡
  • 人形あそび
  • 愛する
  • 花詩集
  • 時には母のない子のように

詩は、詩と呼んでいいのか少し迷うような長文のものから、短いものまで種類豊富で、実験的な詩もたくさん収録されています。

中には、「これは女の子が書いたんじゃないの?」と思ってしまうほど甘ったるい詩もあります。

そのため、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、テーマが幅広いため、好きな詩がきっと見つかることでしょう。

最後に

気になる作品はありましたでしょうか?

どれも心からおすすめできる詩集・歌集なので、少しでも興味がある人はぜひ読んでみていただきたいです。

特に寝る前に読むのがおすすめです。

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